【終】VIXショートが焼かれたしVIX先物の建玉推移を確認しよう

2月6日のVIXショックから3週間ちょっと経ちました.VIXも20を大きく割り込み,執筆時点ではVIXは16.4くらいです.VIX先物の期近と期先の間でバックワーデーションが安定的に起き始めています.

ここ3週間,VIX先物の建玉数を確認してきました.なぜなら,VIXショックのときのVIXの急騰が,溜まっていたVIXのショートポジションの買い戻しによって連鎖的に生じていたとしたら,VIX先物のショートがどれくらい残っているのかが大事だからです.

VIXショック直後 VIXショートが焼かれたしVIX先物の建玉数を確認してみよう
VIXショック1週間後 【続】VIXショートが焼かれたしVIX先物の建玉推移を確認しよう

前回,VIXのショートは大幅に改善されていて,例え大きく相場が動いてVIXが上がったとしても,連鎖的にVIXが吹き上がることはなさそうだと結論づけました.

念のため今回も,VIX先物の建玉数を確認したいと思います.

結論としては,VIXショートのポジション数だけではなく,VIX先物全体のポジション数は大きく減っており,ここからVIX自体がリスク要因にはならないと思います.

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VIX先物建玉数 (2017/02/20時点)

米商品先物取引委員会(CFTC)のCommitments of Traders (COT) からデータを引っ張ってきます.したがって,2月20日(火)取引終了時点の建玉数になります.

長期のVIX先物建玉数

まずは,建玉数の長期推移を確認します.2005年頃から2018年2月20日までの推移です.

2月13日の建玉数から,さらに減少しています.建玉数としては,2012年から2016年初あたりのレンジの上限あたりまで減っています.ピークから30%強のポジションが解消されたことになります.

このあと,さらにポジション数が減っていくのか,あるいは増えだすのかはわかりませんが,今すぐどうこうなるような状況ではないと思いますね.

直近5ヶ月のVIX先物建玉数

次に,参加者別の建玉数に注目してみましょう.

2月13日時点では,大口の投機家(Non-commercial)のロングとショートはポジション数はともに減少している一方で,現物業者(Commercial)のショートが増えていました.

2月20日時点になると,大口の投機家のポジション数はそのままの傾向で減少し,現物業者のロングおよびショートポジションがともに減少しています.その結果,全体としてポジション数が大きく減少しています.

ここでおもしろいのは,大口の投機家のポジションはロングに傾いている(ショートポジションよりロングポジションの方が多い)のに対して,現物業者のポジションはショートに傾いています.ポジション全体としては,ほぼ同数になっています.

大口の投機家は短期目線で現物業者は長期目線であると考えると,市場は目先VIXが上がることに警戒をしているが,長期的にはもっと落ち着くだろうとみているってことですかね(´ー`)

おわりに

今回で3週間続けてVIX先物建玉数の推移をみてきました.

2月13日時点でVIXのショートポジションは大きく解消されており,2月20日には全ポジション数がピークの30%強減る結果になっています.

このままポジション数が減りつづけるのか,横ばいになるのか,はたまた反転して増えるのかわかりませんが,少なくともVIX先物のポジション数の推移からはVIXショックは終わったのではないかと思います.

しらんけど(´ー`)

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