世界の人口動態から長期投資に適した地域を考える (北アメリカ編)

前回はアフリカ地域について,長期投資の観点から人口動態をみました.アフリカの国々は,長期投資とってとても魅力的な国が多かったです.特にナイジェリアは期待できます.
今回は,先進国でも珍しく人口が増加し続けている地域である北アメリカに注目します.

過去記事 世界の人口動態から長期投資に適した地域を考える (アフリカ編)
過去記事 世界の人口動態から長期投資に適した地域を考える

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北アメリカ

北アメリカに属する主な国はアメリカとカナダです.今回はこの2つの国を見ていきます.

アメリカ

人口動態推計を見ると,アメリカの人口は2015年では3.2億人だったのが2100年までには4.5億人と1.4倍に増加する予想です.

もともと人口も多く,株式投資の法整備が整っています.その結果かどうかはわかりませんが,米国企業は株主の方を向いた経営をしているように見えます.例えば,P&Gやベライゾン,ペプシコ等は配当性向は50%以上ですし,フィリップ・モリスにいたっては利益のほとんどを配当にまわしています.

さらに,アメリカの企業は世界のいたるところに進出しているグローバル企業が多く,米国企業に投資することは世界に投資することとニア・イコールだと思います.

長期投資の対象としては,アメリカの右に出る国はない思います.

米国株投資についてはたぱぞうさんのブログが非常に参考になります.

米国株S&P500で始める投資入門 - たぱぞうの米国株投資
米国株の基本、S&P500やニューヨークダウ30種はどこで買えるの? S&P500やニューヨークダウ30種が「たぱぞうの米国株投資」では話題に上がりますが、そもそも...

投資歴20年の私が米国株の魅力について大いに語ります - マネ会
米国株ブロガー、たぱぞうさんに初心者でもわかりやすく米国株投資の魅力をふんだんに語っていただきました。

カナダ

アメリカを見たあとでは見劣りはしますが,カナダの人口も2100年まで増加する予想です.2015年には3500万人強だった人口が2100年には1.4倍の5100万人強まで増加する見込です.

内需も強く経済も安定しているので,長期投資の対象として十分魅力的だと思います.

北アメリカを対象としたETF

アメリカとカナダを対象とした ETF は以下のものがあります.他にもありますが私の嗜好で選んでいます.

シンボル名称経費率取扱証券会社備考
DIASPDR Dow Jones Industrial Average ETF0.17%アメリカSBI証券,マネックス証券,楽天証券Dow Jones Industrial Average
VOOVanguard S&P 500 ETF0.04%アメリカSBI証券,マネックス証券,楽天証券S&P 500 Index
QQQPowerShares QQQ ETF0.20%アメリカSBI証券,マネックス証券,楽天証券NASDAQ 100 Index
VTIVanguard Total Stock Market ETF0.04%アメリカSBI証券,マネックス証券,楽天証券CRSP US Total Market Index
EWCiShares MSCI Canada ETF0.48%カナダMSCI Canada Index

アメリカを対象としたETFのなかでは,私はVTIが好みです.投資信託なら,楽天・全米株式インデックスファンドですね.これ一本で,米国株式市場のほぼすべての企業を網羅しています.すなわち,米国全体に投資していることになると思います.VTIについては,和波さんのブログがまとまっていて便利です.

【VTI】バンガード・トータル・ストック・マーケットETFは超おすすめの米国ETF!
私が買っているETFのひとつ、VTIについて考察します。17年10月、最新版に更新しています。※ETFの投資に対する考え方は以下をご参照ください。VTIは米国株式市場の99.5%...

カナダに投資するならEWCですが,国内ネット証券では取り扱っていないようです.ここは,IB証券の登場ですね.

雑感

  • 長期投資するなら米国株というのは間違いないんじゃないでしょうか.もちろん投資のリターンを考えるうえで買値は重要なので,今のVOOやVTIを進んで買えるかというと疑問です.
    • とはいえ,下がってきたら買おうと思っていてもそれがいつかわからない以上は,時間分散で買っていくしかないのかなと思います.人口増加の面から長期的に成長することがほぼ確実だろうと考えると,機会損失は痛いですから.
    • 個人的には,つみたてNISAは楽天・全米株式インデックスファンドに決定です
  • EWC の PERは15.8%程度です.いまいちこの水準が割安なのか割高なのか判断できないのですが,ウォッチしていきたいと思います.