投資信託 or ETF? S&P500インデックス投資をコストの観点から考える

インデックス投資するなら S&P500 に連動する商品に投資するのが最良の選択だと思います.なぜなら,S&P500は米国の大型株500種からなる株価指数で,世界市場で展開しているグローバル企業を多く含んでいます.つまり,S&P500に投資することは,世界に分散投資することだと思います.

ところで,最近楽天証券では,楽天ポイントで投資信託が買えるようになりました.

業界初!投資信託ポイント買付サービス!:楽天証券
投資信託の買付代金の一部または全てに楽天スーパーポイント、楽天証券ポイントがご利用になれます。

あまり楽天は使用しないので楽天ポイントはそんなにないのですが,楽天カードはnanacoのチャージやedyのチャージなどに使っているので,少しずつたまっていて,その使い道に良いかと注目していました.

また最近,大和証券の低コストファンドシリーズのiFreeの方から,S&P500に連動するインデックスファンドが登場しました.信託報酬が年率0.243%です.

iFree S&P500インデックスファンドが登場予定!信託報酬はなんと年率0.243%!
大和証券の低コストファンドシリーズのiFreeから、ついにS%P500指数に連動する低コストインデックスファンド「iFree S&P500インデックス」が登場予定です。なんと信...

ということで,まずはS&P500にインデックス投資する際の選択肢をまとめ,少額で投資する場合にどれが最善か考えてみようと思います.

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S&P500へのインデックス投資

2017年9月9日時点でS&P500へのインデックス投資の選択肢を表にまとめます(抜けているものがあったらすいません).

商品名売買手数料信託報酬その他備考
iFree S&P5000円0.243%投資信託
i-mizuho 米国インデックス0円0.6156%投資信託
SPDR S&P 500 ETF Trust(1557)0円〜(証券会社による)0.0945%国内ETF
SPY5ドル〜20ドル0.0945%為替手数料(円→ドル)4銭/円から25銭/円米国ETF
IVV5ドル〜20ドル0.04%為替手数料(円→ドル)4銭/円から25銭/円米国ETF
VOO5ドル〜20ドル0.04%為替手数料(円→ドル)4銭/円から25銭/円米国ETF

投資信託としては,従来のi-mizuho米国株式インデックスに加え,今回追加されたiFree S&P500をあわせて,2つの選択肢があります.信託報酬的に,iFreeの方に軍配があがります.一方で,ETFと比べると,信託報酬は,ETFの方が断然少なくなります.ちなみに,iFree S&P500はSPYを現物で所有するようなので,SPYより信託報酬が安くなることはないでしょう.ただし,投資信託は,最近では100円から積立投資ができるなど,非常に投資しやすい環境になっています.

一方で,信託報酬のみを比べると,ETFの方に軍配があがります.また,自分の相場観や投資の楽しみとしてタイミングをみはからって投資しようとする場合には,個別株と同様に取引ができます.しかし,米国ETFは信託報酬は非常に小さいものの,ドル転のための為替手数料に加え,売買手数料もかかります.

それぞれ一長一短があると思いますが,長期投資しようとしたときには,トータルコストが自分として許せる範囲内か知っておくことは有用だと思います.

コストシミュレーション

それでは,定量的にコストを考えてみます.
ある年利で増える商品を売買手数料や信託報酬がない場合に実現できるであろう資産を理想資産と考えます.その理想資産に対して,手数料込みの実現できるであろう資産の差を潜在コストとします.売買手数料や為替手数料は目に見えるコストなのでわかりやすいですが,信託報酬は引かれたうえで基準価格などの形でみえるので,コストとして実感しにくいです.しかも,持っているだけで引かれていきます.

では以下の仮定のもと,簡単にそれぞれの商品に投資した場合の潜在コストをシミュレーションしてみます.

  • S&P500の年利を7%
  • コストとして,売買手数料,信託報酬,為替手数料を考慮
    • 為替手数料は.1円あたり4銭.往復で8銭を考慮
    • 売買手数料は,楽天証券の手数料体系を想定
  • ETFは投資金額で100%可能とする.つまり,1万円でぴったし1万円分のETFを買える.
  • 1ドル108円想定し,為替変動は考慮しない

1万円投資した場合

まずは,少額として1万円を投資して,そのまま持ち続けたときの潜在コストを,理想資産に対する潜在コストとその割合でみたいと思います.
なお,ぜんぜん違うものなので比較はできませんが,最近流行りのロボアドもコストの比較の参考として併記しています(年率1%).

初期の費用は,明らかに米国ETF(SPY, VOO)を使った場合が大きいです.時間が経つにつれて,米国ETFの潜在コストの割合は小さくなっていきます.20年や30年を超える長期投資で,ようやくコスト的に投資信託(iFree)とトントンぐらいになります.

投資信託同士でも,i-mizuho と iFree では,びっくりするぐらいコストが違います.信託報酬の大小がここまで影響するのはビックリです.ロボアドの年率1%手数料も,持っているだけでかかる手数料は馬鹿になりません.

コストだけを考えると円建の1557を買うのが一番良さそうです.問題は,円建なので円相場の動きに左右されるということと,出来高が少ないことでしょう. 個人的には,S&P 500に腰を据えて投資するなら,ドル建で投資したいので,1557は選択肢からはずれます.

50万円投資した場合

まとまった金額として,50万円を投資した場合では,次のようになります.

ETFで購入する場合は,初期のコストが少額投資に比べて比率が少なくなっています.その結果,少額では20年以上の長期投資しない投資信託ととんとんなコストになりませんでしたが,まとまったお金を投資できると,最初のコストを圧縮できるので ETF が有利になります.どちらにせよ,長期投資が前提ですね.

投資信託の場合は,信託報酬のみしかかからないので,投資金額でコストの比率は変わりません.

まとめ

結論としては,信託報酬が十分少なければ,投資信託で投資しようがETFで投資しようがどちらでも良いように思います.

個人的には,以下の基準で使い分けようと思います.

  • 少額投資なら,投資信託
  • 長期投資をするなら米国株ETF

ということで,楽天ポイントは投資信託の購入に使いました!

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