運用成績 (As of 2018.12.31)

12月は,米国株式市場が9月からの下げで維持していた下値を大きく割ったことから大きな下げにつながりました.日本株もそのあおりを受け大きくさげました.他の資産も同様にさげました.

そんな中,12月末時点のhass fundは前月比-9.42%の大幅下落となり,年間リターンとしては,-25.34%のマイナスになりました(´・ω・`)主力の日本株とオプションの両方が大きく打撃を受けた結果です.

ということで,12月末時点の hass fund の詳細についてまとめます.

スポンサーリンク

パフォーマンス

投資成績については以下に従って求めています. パフォーマンスを算出するにあたり,売買手数料(税込)配当(税引き後),および売却益(税引き後)を考慮しています.ただし,売却益の税金は翌年の確定申告後に反映させます.

なお,2018年の場合は年間リターンがマイナスなので税金の調整はありません.

年初来

まずは2018年のパフォーマンスを確認します.
繰り返しになりますが,hass fund は前月比で-9.42%の下落の結果,年間リターンは-25.35%になりました.一方で,TOPIX (税引き後配当込)とS&P500(税引き後配当込)はそれぞれ前月比-10%強,-9%強でした.前月比ではhass fund は同じくらいの下落ですが,年間リターンでみると,それぞれ-16%強と-4%強なので,hass fund は完敗ですね.クソダサい投資家感出てますね(´ー`)

hass fund の内訳を見てみましょう.すべてのポートフォリオでマイナスです.一番マイナスがキツかったのが日本株(前月比-10.5%)で次がオプション(前月比-8.42%)でした.オプションでは,S&P500やVIXショート,AAPLなどにレバレッジをかけているので大きくマイナスになっているのは当然です.特に,AAPLに関してはオプション価値がほとんど9割減になっています(´ー`)また,日本株については落ちるナイフと拾ったのがよくなかったですね.詳しくはそれぞれ後ほど説明します.

基準価額

以上の結果,基準価額はこんな感じになりました.
hass fund はかろうじて設定来プラスを維持しましたが,今までの利益をほとんど吐き出した状態です(´・ω・`).クソダサい投資家街道まっしぐらですね.

資産額

2018年は合計約160万の追加キャッシュをもとに運用を行ってきました.2017年末と2018年末の資産額の差はほぼ140万なので,合計300万溶かしたことになります(´ー`)

2018年2月のVIXショックで約120万.10月から年末にかけての下落でオプションでさらに100万,日本株で70万くらい,その他10万くらいの損失になります.

目標との差が大きくひろがりました.2019年は挽回できるのでしょうか.

ポートフォリオ

全資産

資産全体のポートフォリオはこんな感じになっています.
年末の損だしで,日本株とオプションでポジション調整をし,いくつか損切った結果,現金のポジションが増えました.

日本株

私は単元未満株と一般NISAはSBI証券,その他の日本株はGMOクリック証券で保有しています.GMOクリック証券では,GMOインターネットグループ各社の株式優待で売買手数料のキャッシュバックがあるので,気兼ねなく損だしを行いました.結構繰り返し行ったので,半年分の株主優待を使い切った計算です. また,今回の損だしに合わせていくつか銘柄を入れ替えました.
  • 全売 シノケングループ
  • 全売 ハリマ共和物産
  • 買 日本空調サービス
  • 買 GMOフィナンシャル

シノケン

シノケンは全株売却しました.高く買って安く売った格好です.もともとTATERUの不正発覚のつれ安していたところで,不動産業はあまり好きではないものの,10年平均のPER的に十分割安だったので,少しずつ買っていました.その後,週刊誌で「シノケンのビジネスモデル」について書かれて,株価は大きくさがりました.ただ,このときは業績に対してそれほど影響なさそうなので,ホールドといくつか買いまししました.しかし,12月下旬頃の下方修正で,かぼちゃの馬車やTATERUといった不動産関係の不祥事にともなる銀行からの融資条件の厳格化の影響が効いているようで,私の見通しより悪かったので全株売却しました.世界経済が停滞しそうな雰囲気の中で,ちょっとした融資引き締めで大きく業績に影響するなら,本格的に世界経済が足踏みしだすと,業績が大きく下がりそうです.完全に投資タイミングが悪かったです.

ハリマ共和物産

また,ハリマ共和物産も少し持っていた株式を全部売却しました.ハリマ共和物産はもともと減益の会社予想であった中,思いのほか業績悪化が限定的だったのでホールドしていましたが,日本株が大幅安したタイミングで売却し,日本空調サービスの買い増しに使いました.日本空調サービスは地味な業績ですがじわじわ利益をあげているし,ストックビジネスが主体のうえ配当性向50%なので保有しています.

GMOフィナンシャルグループ

GMOフィナンシャルグループは,12月末が株主優待の権利日だったので買ったのですが,為替が大きく動いていること等からそこまで業績に影響ないかなーと思い,そのまま保有しています.ただ,あまり長期ではみていないので,短期で売却する可能性は高いです.

米国株

米国株と言うなのフロンティア株ポートフォリオですが,11月末から変更ありません.NGEが割安だという認識は変わっていませんが,原油安の影響を受けて株価はじわじわ下がっています.もう少し原油価格が安定してくれるといいんですが.年末にオプションの損益調整をした結果,現金が減ったので買い増しはしませんでしたが,定期的に買いまししたいと思ってます.

オプション取引

オプションでは,確定利益があったので,それを打ち消す形でいくつか売買しました.
  • 権利消滅 Short DEM Call
  • 売却 VXX Put Long + VXX Call Short
  • 買い戻し SPXS Call Short
また,11月に割り当てられたDEMは現金捻出のため売却しました.12月半ばには,SHのCallオプションのショートも割り当てられたので,これもヘッジのSHのCallのLongの権利行使をして決済しました.

オプションのショートで株式が割当られたときの取得価格の計算はめんどくさいので,損だしをする際は概算でしか計算してません.概算上ではほぼ確定利益をなくせたと思います.微々たるものですがブログ収入分も充当するように1,少し確定損失を大きくしています.

具体的には,SPXSやVXXのPutの合成ポジションのCallのショートを決済することで損だしをしました.その結果,オプション戦略としてはストラングルになってます.

つみたてNISA

つみたてNISA口座は先月に引き続き淡々と積み立てている状況です.現在のところ,「eMAXS Slim 全世界株式(除く日本)」と「eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)」以外を毎日100円で,その2つをそれぞれ600円と200円毎日つみたてています.

11月まではとんとんぐらいの損益でしたが,12月にはいってどかんとやられました.まぁしょうがないですね.こればっかりは.

全然関係ありませんが,eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)の組入銘柄の上位はテンセントやサムスンなんですね.ふと月次レポートをみてびっくりした次第です.

おわりに

2018年のhass fund はこれまでの利益をほぼ吹き飛ばした結果になりました.2月のVIXショックによるVIXショートの焦げ付き,損失限定とはいえAAPLのCallオプション,日本株へのリスクのとりすぎ等などいろいろ敗因は思い浮かびます.

とはいえ,2019年も大きく方針は変えるつもりはありません.今後も,オプションでレバレッジをかけながら,日本株個別株にも投資し,保険のかわりにつみたてNISAで世界分散投資を行う予定です.

もちろん,2018年はオプションで大きな損失を被りましたが,何も学んでないわけではありません.やはりレバレッジを書ける手段としてオプションは優秀だと思います.

ポジション量については改善の余地があると思っています.ケリー基準をもとに考えようかなって思ってます(´ー`)

  1. 海外口座のオプションは総合課税の雑所得なので,ブログ収入などの雑所得と通算できます.  

コメント