
そんな中,12月末時点のhass fundは前月比-9.42%の大幅下落となり,年間リターンとしては,-25.34%のマイナスになりました(´・ω・`)主力の日本株とオプションの両方が大きく打撃を受けた結果です.
ということで,12月末時点の hass fund の詳細についてまとめます.
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パフォーマンス
投資成績については以下に従って求めています. パフォーマンスを算出するにあたり,売買手数料(税込),配当(税引き後),および売却益(税引き後)を考慮しています.ただし,売却益の税金は翌年の確定申告後に反映させます.なお,2018年の場合は年間リターンがマイナスなので税金の調整はありません.
年初来
まずは2018年のパフォーマンスを確認します.hass fund の内訳を見てみましょう.すべてのポートフォリオでマイナスです.一番マイナスがキツかったのが日本株(前月比-10.5%)で次がオプション(前月比-8.42%)でした.オプションでは,S&P500やVIXショート,AAPLなどにレバレッジをかけているので大きくマイナスになっているのは当然です.特に,AAPLに関してはオプション価値がほとんど9割減になっています(´ー`)また,日本株については落ちるナイフと拾ったのがよくなかったですね.詳しくはそれぞれ後ほど説明します.
基準価額
以上の結果,基準価額はこんな感じになりました.資産額
2018年2月のVIXショックで約120万.10月から年末にかけての下落でオプションでさらに100万,日本株で70万くらい,その他10万くらいの損失になります.
目標との差が大きくひろがりました.2019年は挽回できるのでしょうか.
ポートフォリオ
全資産
資産全体のポートフォリオはこんな感じになっています.日本株
- 全売 シノケングループ
- 全売 ハリマ共和物産
- 買 日本空調サービス
- 買 GMOフィナンシャル
シノケン
シノケンは全株売却しました.高く買って安く売った格好です.もともとTATERUの不正発覚のつれ安していたところで,不動産業はあまり好きではないものの,10年平均のPER的に十分割安だったので,少しずつ買っていました.その後,週刊誌で「シノケンのビジネスモデル」について書かれて,株価は大きくさがりました.ただ,このときは業績に対してそれほど影響なさそうなので,ホールドといくつか買いまししました.しかし,12月下旬頃の下方修正で,かぼちゃの馬車やTATERUといった不動産関係の不祥事にともなる銀行からの融資条件の厳格化の影響が効いているようで,私の見通しより悪かったので全株売却しました.世界経済が停滞しそうな雰囲気の中で,ちょっとした融資引き締めで大きく業績に影響するなら,本格的に世界経済が足踏みしだすと,業績が大きく下がりそうです.完全に投資タイミングが悪かったです.ハリマ共和物産
また,ハリマ共和物産も少し持っていた株式を全部売却しました.ハリマ共和物産はもともと減益の会社予想であった中,思いのほか業績悪化が限定的だったのでホールドしていましたが,日本株が大幅安したタイミングで売却し,日本空調サービスの買い増しに使いました.日本空調サービスは地味な業績ですがじわじわ利益をあげているし,ストックビジネスが主体のうえ配当性向50%なので保有しています.GMOフィナンシャルグループ
GMOフィナンシャルグループは,12月末が株主優待の権利日だったので買ったのですが,為替が大きく動いていること等からそこまで業績に影響ないかなーと思い,そのまま保有しています.ただ,あまり長期ではみていないので,短期で売却する可能性は高いです.米国株
オプション取引
- 権利消滅 Short DEM Call
- 売却 VXX Put Long + VXX Call Short
- 買い戻し SPXS Call Short
オプションのショートで株式が割当られたときの取得価格の計算はめんどくさいので,損だしをする際は概算でしか計算してません.概算上ではほぼ確定利益をなくせたと思います.微々たるものですがブログ収入分も充当するように1,少し確定損失を大きくしています.
具体的には,SPXSやVXXのPutの合成ポジションのCallのショートを決済することで損だしをしました.その結果,オプション戦略としてはストラングルになってます.
つみたてNISA
11月まではとんとんぐらいの損益でしたが,12月にはいってどかんとやられました.まぁしょうがないですね.こればっかりは.
全然関係ありませんが,eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)の組入銘柄の上位はテンセントやサムスンなんですね.ふと月次レポートをみてびっくりした次第です.
おわりに
2018年のhass fund はこれまでの利益をほぼ吹き飛ばした結果になりました.2月のVIXショックによるVIXショートの焦げ付き,損失限定とはいえAAPLのCallオプション,日本株へのリスクのとりすぎ等などいろいろ敗因は思い浮かびます.とはいえ,2019年も大きく方針は変えるつもりはありません.今後も,オプションでレバレッジをかけながら,日本株個別株にも投資し,保険のかわりにつみたてNISAで世界分散投資を行う予定です.
もちろん,2018年はオプションで大きな損失を被りましたが,何も学んでないわけではありません.やはりレバレッジを書ける手段としてオプションは優秀だと思います.
ポジション量については改善の余地があると思っています.ケリー基準をもとに考えようかなって思ってます(´ー`)
- 海外口座のオプションは総合課税の雑所得なので,ブログ収入などの雑所得と通算できます. ↩
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