運用成績(As of 2019.10.31)

2019年10月は，米中貿易戦争でどうやら折り合いがつきそうだぞという観測から米国株式市場は好調に，それに引きづられ日本株市場も好調でした．また，Brexitもまた延期されたことで，一時的な安心感がでてきていました．

そんななか，10月のhass fundの成績は前月比0.22%のプラスでした．まぁよこよこですね．

コンテンツ

1 パフォーマンス
2 ポートフォリオ
3 おわりに

パフォーマンス

投資成績については以下に従って求めています．

パフォーマンスを算出するにあたり，売買手数料（税込），配当（税引き後），および売却益(税引き後)を考慮しています．ただし，売却益の税金は翌年の確定申告後に反映させます．

月次リターン

10月末時点の hass fund は前月比+0.22%でした．一方で，S&P500(税引き後配当込，円建)とTOPIX(税引き後配当込)はそれぞれ前月比+2.65%と4.84%でした．先月に引き続き，米国株より日本株のほうが好調という状況でした．

hass fundの内訳を見てみましょう．オプションポートフォリオと米国株ポートフォリオは大きく下落したものの，日本株ポートフォリオが前月比+5.4%と好調だった結果，hass fundはよこよことなっています．

基準価額

以上を受けて，hass fund と指数との差が開きました．なかなか4月頭の水準を超えられませんね．

資産額

資産額は高値水準でよこよこの状態です．もうそろそろどかーんと増えてくれるといいんですけどね．

ポートフォリオ

全資産

10月は日本株ポートフォリオが好調だったので，若干その割合が増えました．一方で不調だったオプションと米国株（ナイジェリア）は割合が減っています．

個々の銘柄については，VIXが低水準であったことからUVXYが大きく下がりその結果，NGE(ナイジェリア株ETF)の比率が首位に返り咲きました．NGEも不調なので，そろそろ頑張っていただきたいところです．

日本株

今月も日本株は売買していません．

OATアグリオは先月からの上昇基調が続き大きく値上がりしました．ぼちぼち損失が取り返せそうな水準です．また，竹本容器も米中貿易戦争の緩和期待から徐々に値を戻しています．双方とも直近の業績は良くはありませんが，改善期待から戻ってきている印象です．

子会社のカジタクにおける会計不正の影響から大きく売られていた，イオンディライトですが，不正発覚前の株価水準まで戻りつつあります．株価的にはどうやら許されつつあるようです．

米国株

10月は若干NGEを買い増ししました．毎月のように買い増ししているので，NGEをつみたて投資をしているような状況に陥っています．水準的には依然割安だと思います．

このまま世界経済がリセッションに陥らずに，資金の行き場がなくなったときに最後にくるような市場かなーとも思っているので，気長に待ちたいと思います．

オプション取引

オプションポートフォリオはポジション量としては先月から変わっていません．

ベア型ETFのオプションを使ったレバレッジPFショート戦略では，ちょうど株と債券の値動きが真逆になった結果ほぼよこよことなっています．一方でVIXショート戦略では，VIXが低水準になっていることから，UVXYをロングを仕込んでいます¹．もちろんVIXが低水準なのでUVXYは大きく値をさげていくので，その結果その損失が大きくなっています．逆張り投資としてはしようがないことですけどね．

VIX先物のショートがネットで過去最大水準で拡大していることから，何かショックが起きればそれが大きく増幅されると考えています．まさにVIXショックのように．このまま何事もなく株価がどんどん上がっていくかもしれませんが，何かが起こった場合のヘッジとしてVIXをしこんでいます．