2019年6月の株式市場はなんだかんだ緩やかな上昇相場となりました.米国では,Googleなどの企業が独禁法違反の疑いで調査が準備されているとの報道により,6月上旬は一時株式市場は下落傾向になりました.しかし,米国金利の引き下げ期待がひろがるとともに,メキシコへの追加関税の延期やG20で米中間の会談が無事開かれ問題なく終わったことから,株式市場は上昇となりました.
そんななか6月末時点での hass fund は前月比+5.2%の増加となりました.
パフォーマンス
投資成績については以下に従って求めています.
パフォーマンスを算出するにあたり,売買手数料(税込),配当(税引き後),および売却益(税引き後)を考慮しています.ただし,売却益の税金は翌年の確定申告後に反映させます.
月次リターン
6月末時点のhass fundは前月比5.2%の増加となりました.一方でS&P500(税引き後配当込み,円建)およびTOPIX(税引き後配当込)はそれぞれ6.6%および2.9%の増加でした.
hass fund の内訳をみてみましょう.プラスに寄与しているのは,オプションとつみたてNISAと日本株ですね.日本株が6.7%,オプションが5.4%のプラスでした.一方で,マイナスに寄与しているのは米国株ポートフォリオです.米国株ポートフォリオ(ナイジェリア)が4ヶ月連続でマイナスです.
基準価額
以上の結果,基準価額はこんな感じ.
hass fundの基準価額は地を這っていますねー.このままどーんとあがってくれるといいんですけど.
資産額
資産額は2018年1月から上下をしながら,全体としては横ばいですね.資金の追加はあるので,追加した分がそのまま溶けていっているような状況です.
ポートフォリオ
全資産
ポートフォリオの比率としては日本株の比率が少し増えた程度で大きな変化はありません.
ポートフォリオの銘柄では少し順位変動があるものの,上位銘柄は大きな変動はありません.
日本株
日本株では次の銘柄を売買しました.
- 買 OATアグリオ
- 売 ブルボン
- 買 日本エス・エイチ・エル
OATアグリオはどんどん下げていたので買い増ししました.そこまで下げることはないんじゃないかとおもっているんですけどね.現在は少し反発しています.
ブルボンは全部売却しました.経営者が株主に向いた経営をしているように思えず,しばらく改善するイメージを持てないため,今回全部売却しました.そこら辺が改善されたら買い直そうと思います.
日本SHLは,ブルボンと入れ替え銘柄として新規に投資しました.利益率が大きかったことが決め手です.懸念材料としては,ライセンス料が数年先まで断続的に値上げすることが決まっていることですが,利益率が大きいのでまぁいいかなぁっと思っています.
米国株
6月も NGE の買い増しを行いました.NGEを昨年まで年に1回の配当でしたが,半年に1回に変更になりました.そのため,6月末頃に配当があり,株価がその分下がったことで,6月もマイナスになっています.これといって懸念材料はないものの資金流出は続いており,その分割安度は益々高まっています.もしかしたら7月も買い増しするかもしれません.
オプション取引
オプションは,米国株式と債券が順調でした.ただ,VIXが低水準で推移しているし,VIX先物の建玉数もそれほど減っていないため,株式の急落に備えて UVXY のロング・ポジションを少し作っています.ただ,そのまま持っていると損失拡大するため,オプションを使いながら損失を減らしながらロングをしています.一本調子で株価が上がり続ける相場でなければ,損失は大きく減らせそうだけど,どうでしょう.
つみたてNISA
6月25日以降について楽天銀行のハッピープログラムが改悪されたことで,12銘柄を毎日つみたてする意味がなくなりました.そのため,つみたてNISAでは,「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」をメインに3本ほどを毎日積立てするように変更しました.パフォーマンスはそんなに変わらないと思いますが.
おわりに
6月は以上のように,5月の下げをいくらか取り戻したという結果となりました.米国株式が非常に順調で,FRBも利下げに転じることから,もう少し米国株は増加しそうです.
とはいっても,何もなくどんどん収益が増えていく状況は想像できず,減速するんじゃないかと思っています.
逆張りではありますが,株価が下落する方向のポジションを,先月から引き続き,作っていこうかと思っています.
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