8月は米国一人勝ちのような相場で,新興国中心に日本もいまいちな市況でした.日本株の割合の多い,当hass fund にとっては厳しい相場環境で,苦戦を強いられました.
ということで,8月末時点での hass fundの運用成績をみてみましょう.結論としては,hass fundは前月比-1.0%でした(´・ω・`)
なお,今まではオプションのポジションを戦略無視でまとめていましたが,今回からは戦略毎にまとめるようにしました.少しは見やすくなったと思います(´ー`)
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パフォーマンス
投資成績については以下に従って求めています.
パフォーマンスを算出するにあたり,売買手数料(税込),配当(税引き後),および売却益(税引き後)を考慮しています.ただし,売却益の税金は翌年の確定申告後に反映させます.
年初来
まずは年初来パフォーマンスを確認します.
hass fundは前月比-1.0%下落した結果,年初来で-8.2%です.8月は米国一人勝ち相場だったため,S&P500(税引き後配当込み,円建)が前月比3%強となっており,その結果年初来で7.9%になっています.この相場環境ではなかなか勝てませんね.
hass fundの内訳をみてみましょう.日本株ポートフォリオ以外はいずれのポートフォリオも前月比で2%から5%程度増加しています.しかし,日本株は前月比-4.56%と大幅に下落したため,hass fund全体では-1.0%となりました(´・ω・`)
基準価額
基準価額はこんな感じです.
また,S&P500に差をつけられた格好です. 勝てる日がくるのか,乞うご期待(`・ω・´)
資産額
資産額はこんな感じになりました.なお,目標額は年初に100万円を毎年新規に投入しながら年利17%で運用した場合になります.
今月はhass fundの成績はマイナスでしたが,新規に投資用資金に20万円を追加した結果,資産としては 9,095,633 となりました. 目標額にはまだ到達していないものの,なんとか目標額に離されないようについていっているという状況です.
以下の記事のためにCFDにお試しで回している資金があるので,IG証券のキャンペーンの入金があり次第,手仕舞ってオプションの方へ資金をまわしたいと思います.
ポートフォリオ
全資産
全資産の配分はこんな感じになっています.
日本株の比率は前月とほとんど変わりませんが,米国株,オプション,レバレッジド・ポートフォリオの配分は大きく変わりました.以下で詳しく説明しますが,米国株とレバレッジド・ポートフォリオで運用していたものをオプションで実現した方が良さそうだったので,思い切って入れ替えました.
日本株
日本株ポートフォリオはこんな感じになっています.
構成銘柄に変更はありませんが,これらの銘柄の間で入れ替えました.具体的には,ハリマ共和物産を減らしてOATアグリオを買い増ししました.
ハリマ共和物産とOATアグリオは両方共決算発表後に大きく下げました.
ハリマ共和物産の方は通期予想を裏付けるような微妙な決算で,人件費の問題が大きくのしかかっている状況です.今の状況からすぐに問題が解消されるようなイメージは湧かないため,少しポジションを減らしました.
一方は,OATアグリオの方は,上期偏重の企業ではあるものの1Q決算が良すぎて期待で買われていたところに,ほどほどの決算だったために大きく売られました(´・ω・`) もともとまだまだ割安だと思っていましたので,落ちるナイフを果敢に掴みにいきました.少し株価は戻ったものの,買い増したものは若干含み損になっています.
その他に主力の一つである竹本容器も大きく下落しました.その結果,日本株ポートフォリオ全体としては,前月比-4.56%という結果になりました.ただ,年初来では6%程度プラスになっているので,まぁ良いかなぁって思っています.
米国株
米国株ポートフォリオはこんな感じにスッキリしました.ほとんど売却しました.
米国株というかほぼナイジェリア(NGE)のみになっています.VTIやEPIはIB証券を使い始める前に,SBI証券やマネックス証券で買ったもので,ほぼ放置しているETFです.
NGEは少し買い増ししましたが,絶賛含み損になっています.
比較的流動性のあるオプションがある株式については,今後はオプションでポジションを取りたいと思っています.今回は,AAPLやVZ,EPIについては株式オプションでポジションをとるようにしました.その他,PGについては水準として適正かなと思うこと,CVSについてはポジションが大きくなりすぎることから,オプションでポジションを取り直さずに売却したままです.
売却で得た現金はオプション取引にあてる予定です.
レバレッジド・ポートフォリオ(ν-hass LPF Z)
現物で運用していたレバレッジド・ポートフォリオも売却しました.CFDでのレバレッジド・ポートフォリオを検討した副産物として,オプションでレバレッジド・ポートフォリオを作ったら良いんじゃないかなぁと思ったので,オプションでの運用にしてみました.これについては改めて記事にしたいと思っています.いつになるかわかりませんが(´ー`)
今回はレバレッジド・ポートフォリオはオプションの方へ組み入れていますが,もしかしたら今後は分けるかもしれません.
オプション取引
オプション・ポートフォリオはこんな感じです.オプション戦略毎にまとめましたがまだまだ複雑ですね(;´Д`)
先月からの変更点は以下の通りです.
- VIXショート枠として,VXXのPut(合成)をロングと,LEAPSのSVXYのBull Put Spreadを仕掛けたことです.後者は主に,円の証拠金を使って,ドルのキャッシュを得るためです.
- SHとTBF,SPXSとTMVのそれぞれにおいて60:40の比率で,Put(合成)のロングポジションを作りました.これは,CFDでやったインバース型ETFのショートでレバレッジド・ポートフォリオを作るのを,オプションで作ったことに相当します.違うのはよりレバレッジがかかっていることと,最大損失が限定されていることです.
- 米国株の現物として保有していた,AAPL,VZ,EPIをCall(合成)のロングポジションにしました.
- 新規にDEMのCall(合成)のロングでポジションをとりました.
なお,Call(合成)とかPut(合成)というのは,原資産の合成ポジション(ロングなら,Callロング+Putショート)にヘッジのオプションを加えたポジションです.シンプルにCallロングするより,下落した場合も利益がとれる可能性があるため,このようにしています.詳しくは改めて記事にしたいと思います.
AAPLのポジションが大きすぎるかなぁと思いますが,まぁいいかなぁと思ってやってみました.
いずれのポジションも損失限定かつ証拠金も一定なので,リスク管理が非常にしやすくなっています.つまり,相場が急変したとしても,追証になったり強制ロスカットにならないということです.
それなりにレバレッジをかけているので通常時でも日々の値動きが荒くなりますが,損失限定されている以上慣れてしまえばどうということはないですね(`・ω・´)
つみたてNISA
つみたて NISA はこんな感じです.
だんだん eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)の割合が大きくなってきました.最終的には,国の比率が,米国52%くらい,日本12%くらいになったようなポートフォリオを目指しています.
ようやく9月末から楽天証券でつみたてNISAで楽天スーパーポイントが使用できるようになります.また,10月末からは楽天カードを使った積立で1%のポイントがつくようになります.ポイント乞食としては,得られるポイントが最大になるように楽天銀行のハッピープログラムでのポイントと楽天カードでのポイントをうまく組み合わせていきたいと思います.
おわりに
こんな感じで,8月はポートフォリオの6割程度を占める日本株が大きく下落したものの,残りの4割が堅調だったことからポートフォリオ全体(hass fund)としては前月比で-1.0%で終わりました.
オプションの方でレバレッジを効かした良さそうと思える投資法に気づいたので,これで想定通りいけそうか確かめながらやっていこうと思います.うまく行けばFIRE(早期リタイア)の予定を繰り上げることができるかもしれません.
ただ,私が考えられることは当然他の人も考えているわけで,この話を聞かないこと(見つからないこと)を思うと,何か重大な欠陥がないか不安に思っています(´ー`)
いろいろ記事としてブログにまとめたいこともありますが,本業の方が少しバタバタしているのでいつになるかわかりません.これまで通り,ブログの方はまったーりと続けていきたいと思います.
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